かわりゆくロゴいろいろ
劇的“ロゴ”ビフォーアフター
先ごろ、クロネコマークでお馴染みの
ヤマト運輸がロゴマークのリニューアルを発表しました。
誰しも見たことのあるこのクロネコ親子のマークは
1957年のデビュー以来、初の変更とのこと。
新マークは大御所、原研哉氏によるもの。
大枠のイメージはそのままに、シンプル度が強まった印象です。
私は子ども時代から、旧マークに関してある悩みがありました。
イラストのフチがなくなることで、
ようやくその悩みから解放されることになりそうです。
その悩み、クロネコ親子がどうしてもこう見えてしまうのです。
ブタに見えませんか。
ロゴのリニューアルといえば、
2018年、渋谷の若者のシンボル「渋谷109」が思い出されます。
こちらは一般公募、最優秀賞には賞金109万円が贈られました。
一攫千金目指して、応募してみる価値があったかもしれません。
今さらですが3年遅れで新案を考えてみました。
若者といえば「顔文字」、という20年遅れ発想で
「109」とヤッター的顔文字の融合に2分で成功。
こいつに渋谷の街を見降ろして欲しい。
現代はフラットデザインにあふれ、
見慣れたロゴマークのシンプル化が加速しています。
シンプルを追い求める流れはまだまだ続いていきそうな予感。
例えば、ワニのマークでお馴染みの「ラコステ」が…
100日後に死にそうになったり、
亡き主人の声に耳を傾ける感動的なビクター犬「ニッパー」が…
味気なくなったり。
もっと削ぎ落とせば…
原型がなくなりました。
今回の話とは関係ないですが、
あの「HMV」は「HIS MASTER’S VOICE」の略だったのです。
ロゴのリニューアルは見ていて楽しいのですが、
ビクター犬はいつの時代も変わらず、このままでいてほしいですね。