囚われているのは何?

りんまま

どこから抜け出せないの?

音楽シリーズ最終章です。

私が今回ご紹介するのはコチラ

1976年、イーグルスのアルバム『ホテル・カリフォルニア』のタイトル曲。架空のホテルを舞台としています。

私はこのCDを高校1年生の時に買いました。随分古い曲だし、なぜ買おうと思ったのか今となっては謎ですが、JKの純粋で可愛かった私に(異論は受け付けません)何かしら刺さったのでしょう。

当時音楽好きな先生と雑談中、「最近買ったCD」みたいなお題で私がこのCDの話をしたら「お前、シブいな」と言われたのを覚えています。お元気でしょうか、世界史のK先生。

物悲しい旋律に、時折台詞調なボーカル。今でも何故かドキッとするような感覚を覚えるこの曲、あの頃の純粋で可愛かった私には(はい、2回目)なんとも刺激的に感じられたはずです。

この曲、歌詞がかなり複雑です。私もクラピー同様Wiki先生のお力を借りてお伝えすると、

spirit の解釈

特に、主人公がホテルのボーイ長に対して注文した「自分の(好みの銘柄の)ワイン」がなく、

We haven’t had that spirit here since nineteen sixty nine

(そのような酒はこちらにはご用意しておりません、1969年以来…)

と返答された、という一節があまりにも有名であり、spirit (スピリット)という言葉を「(蒸留)酒」と「魂」との掛けことばに用いて、当時のロック界を揶揄したものであると解釈されることが多い。 

Welcome to the Hotel Californiaの解釈

主人公のホテル滞在中に繰り返し聞こえ幻聴とも思われる

Welcome to the Hotel California

(ようこそホテル・カリフォルニアへ…)

の言葉の本質は何を意味するのか? また、従業員または滞在客が言った

We are all just prisoners here, of our own device

(しょせんみんなここの囚人だ、自分の意思で囚われた…)の意味は?

歌詞の最後は、こんな環境に居続けると自分がダメになると気づいた主人公が、出口を求めてホテル館内を走り回っていた際に警備員にたしなめられ、

We are programmed to receive. You can checkout any time you like, but you can never leave!

(我々は客を受け入れるように仕向けられているんだ。好きなときにチェックアウトはできるが、決して立ち去ることは出来ないんだ!)

出典:Wikipedia

と、なんとも抽象的かつ情緒的、加えて裏にある意味を沢山含んでる言い回し。

当時可愛かった(はい、3回目 もういいやろ・・・)私にも、もう可愛くなくなった今の私にも魅力的な音楽であることは間違いありません。

ContのHP Worksの中で

『このパンフレットを手にした方が「ホテルカリフォルニアみたい…」と呟いているのを見た時、思わずニンマリとしてしました。』

私も呟いたその中の一人です。