ホテルカリフォルニアへのオマージュ。

株式会社ベツダイ/商品パンフレット

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アメリカ西海岸をイメージした邸宅。そこに住む人の好きな食べ物は?観る映画は?聴く音楽は?ライフスタイルやペルソナを考えはじめた時に頭の中に流れたのは「ホテルカリフォルニア」。そのメロディに導かれるようにかろんなアイデアが形に。ブランディングツールを考えた時に思い浮かべるのは、愛とかリスペクトとか、憧れとか嫉妬とか。それがモチーフになることもあるのかなと思います。

  1. 西海岸の風景をイメージしてたどりついたのは…。
  2. アナログの世界観を求める人に届けよう。
  3. リバイバルでシリーズのパンフレットも制作。


西海岸の風景をイメージしてたどりついたのは…。

スタイリッシュな住宅のパンフレットをつくる機会をいただきました。商品のテーマは“アメリカ西海岸の街、マリブに佇む家”。その風景をイメージしてみました。いくつもの有名なビーチ、キラキラと輝く砂浜、美しい夕焼けに染まる海…。そこにはどんな空気が流れているのだろう? そこに暮らす人はどんな生活を送っているんだろう? サーフィンや音楽どんな趣味が似合う? 試行錯誤するなか、ふと事務所の棚を見ると一枚のレコードが。そうだ、アナログレコードだ!と。一枚のレコードのなかの曲たちのように、いろんなイメージが浮かぶ家なのだから、一般的なパンフレットサイズではなく、もっと自由なフォーマットでもいい、そう感じました。


アナログの世界観を求める人に届けよう。

アナログレコードをモチーフにしたのは、そのカタチだけではありません。レコードやカメラなどは時代とともにデジタルへと移行していきました。しかし、最近はデジタルでは表現できないアナログならではの良さや魅力、価値を大切にする人が増えてきているように思います。スピードや合理性だけを求めるのではなく、ゆるやかに流れる時間や風景を大切にする人の心に響くパンフレットをつくりたいと思いました。撮影は西海岸へ…ではなく、国内で(笑)。マリブを訪れた気持ちでディティールにもこだわりました。このパンフレットを手にした方が「ホテルカリフォルニアみたい…」と呟いているのを見た時、思わずニンマリとしてしました。本物のレコードのようにインテリアとして飾ってもらえると嬉しいですね。


リバイバルでシリーズのパンフレットも制作。

インパクトのあるサイズ感と仕様で、評判になったパンフレットは、パンフレットのツールを飛び越えて、ノベルティやグッズの域に変貌してくれました。そうすると、またやってみたくなるのが人の性分(笑)。同じシリーズの住宅パンフレットも同じ仕様で制作することができました。