スピードを支えるクリエイティブ
I LOVE SPEED!
歳を重ねるに連れて興味のある物事が増えていく私ですが、物心ついた頃(5歳くらい?)からずっと変わらず好きなものがあります。バイクレース観戦です!
バイクレース界の最高峰と呼ばれる「MotoGP」というレース大会があります。所謂、カーレース界の最高峰、F1みたいなものです。このMotoGPは日本を含む17カ国を点々としながら年間で21戦のレースが開催されます。
その私の愛すべきMotoGPが2020年突如、インフォグラフィックをメインにリブランディングを行いました。デザイナーを生業にしながら趣味でバイクレースを見る者からしたらトキメキしかないリブランディングでした。
サーキットの曲線を連想させるようなオリジナルタイポグラフィの開発からモーショングラフィックを多様して目まぐるしく更新される情報の整理がされました。
初見の方には何か全くわからない情報だと思うのですが…
(0:22辺り)トップを走行するライダーだけちょっと微笑んだ写真になったり、(ユーモア!)
(0:28辺り)ライダー同士の差が秒数で表示され、どのセクターでどれだけ差が縮まっているのかが可視化(故にメーカーやライダーの得意•不得意なコーナーも視聴者にバレバレに)
(0:33辺り)コーナを曲がる手前で時速320kmから90kmまで減速しているよという情報(ブレーキング技術と度胸が垣間見れる…!)
など…レースを知れば知るほど情報の有益さが分かり、より楽しむことができるようになりました。次々に飛び込む情報と映像でレースが進んでいく臨場感も味わえます。
また、MotoGPはバイクレースを見たことのない人たちに向けてもユニークなコンテンツを作っていたのでご紹介します。男性ファンが多いイメージの強いモータースポーツですが、近年は女性ファンや家族で応援されている方も多く、様々なファン層の獲得に取り組んでいるようです。親しみやすさを表すようにMotoGPを一つの映画のように例えて、「コメディ・ドラマ・ロマンス・ヒーロー・アクション、全てをMotoGPは兼ね備えているよ」というコンセプトでシーズンの始まりに動画を投稿していました。(権利の関係でYoutubeまで飛んで動画をご覧ください!)
と…ここまでバイクレースのあれこれを語ってきた私ですが、バイクの免許は持っていません。笑 この先もバイクレースをひたすら観戦し、エンジン音やオイルの匂いにトキメキながら愛と知識を深めていこうと思います。