ほんとうの意味での炎上

りんまま

当たり前じゃない日常

5月のある日曜日。私は息子と二人惰眠を貪って幸せな時間を過ごしていました。

そんな週に一度の大切なひとときに、けたたましい音量で

「火災が発生しました、火災が発生しました、避難してください」

とマンション中にアナウンス。

なんで、日曜に火災報知器の点検するかなー、迷惑だわ・・・

はい、寝直しましょ・・・

いやいや、日曜の朝8時に点検なんかするわけないわ!

え?ホントに火事?とりあえず、起きてみるか

すると、年齢的に朝寝坊が厳しくなってきた夫が既に起きていて、

「外、見てくるから着替えだけしといて」

あー、はいはい。

でも、火事10階なんでしょ、うち4階だし火は上にいくんじゃないの?

ベランダから息子と二人、見るとぞくぞくとマンションの人たちが避難中。

「みんな、避難してるねー」

「ねー」

夫が戻ってきて、

「1周してきたけど、煙も火も大丈夫。しかしあんたたち、ちょっとは慌てようよ」

結果、経年劣化による火災報知器の誤作動でした。

避難している人達の中には、防災リュックをしっかり背負っている意識の高い人が居たそうで、それに比べて私と息子の意識の低さを反省した次第です。

消防車が6台、パトカーが4台、轟音を立ててやってきました。さながら、「はたらく車見学会」。

でも、一番に到着したのは警備会社の方たちでした。火災報知器と連携してますからね。

我々住民は、いろんな人たちに守られて、助けられて日常の営みを(日曜の惰眠を)安心して過ごせていることに感謝しなければいけないなあと。

そして、今一度防災意識について改めなければ、と感じつつもう一度寝直した日曜でした。