箱いっぱいの珍品と対峙した話

komori

底辺Youtuber、開封の儀

先日、久しぶりに届くのが楽しみで仕方ない買い物をしました。
ソノシート150枚箱買いです。

以前にも紹介しました「CMソングのど自慢」の66年大会のソノシート。
大量の出品画像の中から小さく1枚写っているのを見つけ、落札したのです。
日々のレコードパトロールに余念がない私ですが、
これを目ざとく見つけた自分自身に感心してしまいました。

1/150の目当てであるソノシートはジャケットからは収録曲が判別できず
最悪、すでに入手済みのものの可能性もありましたが、
私が持っている66年ものは僅か1枚だけ。
出品者の方に敢えて質問せず、中身は届いてからのお楽しみとしました。

いざ商品が届き、150枚を超えるソノシートを漁ります。
気分はYoutuberです。

ソノシートというのはオマケ、ノベルティ的な要素が強く
本当に色々なものが存在します。

例えばオリンピック。

残念ながら今年は開催されませんでしたが、
こちらは1964年の東京オリンピックの記念品たち。
開会式や競技の実況などが収録されています。
来年こそはリアルタイムで味わいたいですね。

例えば事件記録。

あさま山荘事件の記録もの。
犯人の母親による説得の様子など
緊迫した状況が克明に記録されています。

例えば社歌。

多種多様な企業の勇ましい社歌が収録されています。

こちらは社歌というより企業イメージソングですが、
「三和銀行(現・三菱UFJ銀行)」の「クローバーのうた」(写真右)。

銀行なので朗らかでアットホームな曲でしたが、
1番の歌詞では「パパがタバコをふかす」。
2番が「ママがケーキをつくる」、3番が「妹が花を摘む」という内容。
1番だけ明らかに浮いた、現代ならまずありえない横並び。時代ですね。

例えば校歌。

こちらは「卒業生諸君へ」と銘打たれた記念品で、
校歌はもちろんのこと、ありがたい校長先生の話が長々と収録されています。
途中噛んだりもしていましたが、録り直していないところが逆に好感です。

他にも着物の着付けレクチャーや、地方の盆踊り解説など様々で
なかなか楽しい時間を過ごせましたので、
また面白そうな箱売りがあれば買ってみようかと思います。

ちなみに肝心のお目当てCMソングは、
まさかの手持ち丸かぶりでした。何という確率…。