Contスタッフの知らないゲームの世界
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ぬーさん
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テレビの中だけで終わらない
今日はスタッフの誰にも理解を得ないであろう覚悟を持って、
1つ、ゲームを紹介させていただきます。
その名も「クトゥルフ神話TRPG」
どこかで聞いたことあるでしょうか?
YouTubeを見ているとプレイされている方の動画がちょこちょこ上がっています。
そもそも「クトゥルフ神話」とは?「TRPG」って?
と思われる方が大多数かと思います。
まずは「TRPG」とは何なのか、ご説明しましょう。
■TRPGとは
Table talk Roll Praying Game(テーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム)を略して「TRPG」といいます。
その名の通り「テーブル」で「話しながら」シナリオをクリアしていくゲームになります。
意外にも日本では40年以上の間、多くの人に親しまれているそう。
「TRPG」ではゲームの進行役(ゲームマスター、もしくはキーパー)とプレイヤーが協力して1つのシナリオを作り上げていくゲームになります。
プレイヤーはそれぞれ自分で作ったキャラクターを演じ、進行役は物語の語り部兼ルールの判定者となります。
TRPGの作品にはそれぞれ世界観に合ったルールが決まっています。
そして進行役がどうやってルール判定していくかと言いますと、
基本は「ルールブック」を見て判断するのが一般的です。
ちなみにこちらは私の好きな「クトゥルフ神話TRPG」の「ルールブック」です。
分厚い。驚きの全367ページ。私も全ては覚えてはいません。
プレイするために必要な遊びの元となる「ルール」や「データ」「設定」などが載った本のことを「ルールブック」と言います。
慣れてくると「ルールブック」のことを「ルルブ」と言い始めます。
進行役はシナリオやプレイヤーの気持ちを加味しながら進める必要があると私は個人的に思っていて、臨機応変に対応できる能力と話術が問われ、
プレーヤーはプレーヤーで、自分の気持ちと自分が作ったキャラクターの気持ちを切り分けないといけないシーンが多いゲームでもあるので、冷静な判断を試されるゲームでもあるかと思います。
で、クトゥルフ神話って?
正式名称を「Call of Cthulhu(クトゥルフの呼び声)」と言い、
アメリカのゲーム会社が1981年に製作したTRPG。
なのですが、そもそも最初はゲームが始まりではなく、
小説が始まりのゲームなのです。
作者は、ハワード・フィリップス・ラヴクラフト。
アメリカの怪奇小説家です。
そもそもこの「クトゥルーの呼び声」はボツになった小説らしく、
それをラブクラフトが小説家仲間に手紙で「自信作がボツになって小説家としてやっていく自信がなくなった」と伝えていたところ、小説家仲間の1人が
「この小説の中に出てきた言葉とかアイテム使っていい〜?」
と聞いてきたのを「ええよ〜」と快諾したことから「クトゥルフ神話」は始まっていきます。
いろんな小説家仲間がそれに気づき、作家同士の交換日記的にどんどん繋がり、話が広がりに広がった結果が「クトゥルフ神話」になっていったのです。
急に説明雑になったな、と思われる方がいらっしゃると思うのですが
ざっくり話すとこういうことなのです。
これを語ると一晩費やしてしまいます。それくらい奥深い事情があるのです。
とりあえずこれを読めば解決!
説明するとめちゃくちゃ長くなるので、興味をもたれた方・ゲームが好きな方は一度こちらの本を読まれることをおすすめします!
めんどくさがりな私でもサラッと読めて、ざっくり世界観がわかる1冊です。
めっちゃ雑に教えてくれてわかりやすい。
ホラーが好きな方にもおすすめしたいですね。
TRPGでPS4やスマホアプリでもクトゥルフはゲーム化されていたりと、
(私の中で)今1番人気のTRPG。
ここまで普及されているのはやはり動画の力が強いと思います。
プレイしている人たちが楽しそうにしていると、こっちも楽しくなるし興味をそそられますよね。
オンラインでセッションできるので、このご時世にはうってつけの遊びかもしれません。
蛇足ですが、
ルールブック:367ページ
小説:480ページ
用語辞典:184ページ
合計1031ページ。
でかいわ分厚いわ激重ですが、ただただゲーム愛を語りたかっただけです。
世の中には色んなゲームがあって楽しいですね。
私が満足しました。
ちなみに、クトゥルフという神様が出てくるお話しでもあるのですが、
よくタコの怪物のようなイメージで書かれています。
私が描くとこう。
タコではないそうな。