リアルに触れる一年へ
毎年恒例、新しい1年の目標みたいなものを見つけるため綴らせてもらっています。
美術館や映画館、ライブなどイベントに行こうとする理由は、人それぞれだと思います。私の場合は主にリフレッシュ要素もありますが、インプットの割合が多い気がします。
昨年は、大好きなミュージシャンが日本にどしどし来てくれた年でした。オアシスは行けませんでしたが…5つのライブに行くことができました。
3月にジャックホワイトとコーネリアス&フレーミング・リップス(Wヘッドライン公演)
5月にベック
10月にチープ・トリック
12月にフランツ・フェルディナンド
やっぱりバンドに憧れて
1本目は、ジャック・ホワイトを観に、大阪へ。ホワイトファルコンが世界一似合う人という印象でしたが、声もギターもサイコーにかっこよかった。ソロとしてのライブでもあり、ギターをしっかり堪能させてもらいました。同月にコーネリアスとフレーミング・リップスのWヘッドライン公演へ。これは、飛び抜けてオシャレ。憧れるにも、真似するにもハードルが高すぎますが、フレーミング・リップスのカラフルでコミカルな舞台は、シンパシーを感じました。
そして、5月…!もはや私にとってヒーロー、神的存在。ベックさまに会いに。デビュー曲「ルーザー」から最新の楽曲まで、まさにオールタイムベストなライブを披露してくれました。55歳となったベックは、今も変わらない体型。フレアパンツのスーツ姿という佇まいが、痺れました。舞台演出もセンスの塊…。そんな、キラキラしたベックの斜め後ろで、存在感を放つ、ロングヘアが渋いロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニアが。ベックとは、長年のパートナーとしてライブに参加している姿は、感動しました。恐縮ではありますが、おそらく、今の私のポジションなどにリンクしているのでしょう。泣けてくる。
4本目は、伝説と言われる「チープ・トリックat武道館」を令和で体感。勉強させてもらうため、武道館へ、真っ先に気になったのが「cheaptrick」のロゴタイプ。あのスタンプのような掠れたディティールは、デザインのスタンダードといえます。今もなお、かっこよく見えるデザインって素晴らしいですよね。バンドや人は変わることもありますが、デザインは不滅です(笑)。勉強になります。
5本目は、フランツ!ジャックホワイトとかコーネリアス、ベックを見にいくこととは違う期待を持って待ち侘びました。何が違うかというと、ザ、バンドであるということ。年末に見ることもあり、「バンドって、やっぱりいいよね」って言って終わりたくて。「やっぱり、バンドみたいにやりたいよね」って言いたくて。
そんな辻褄を合わせをするために観に行った気がします。そして、裏切らずに楽しませてくれたフランツに感謝。縦ノリも横ノリもありなサイコーのリズムに幸福な時間を過ごせました。(オアシスもこんな感じだったのかな…。)ドラムには女性、ギターは3本になったり。舞台を動き回るメンバーは、楽しげで、誇らしげで、いいな~って思えるんです。
書を捨てよ町へ出よう
そんなバンドに憧れる私に、これこそ読むべき本として「バンド論(ほぼ日刊イトイ新聞)」という本があります。日本で活躍されているバンドのフロントマンのインタビューが記載されているのでが、“チームクリエイティブ”でデザインを進めて行く中で、たくさんのヒントが書かれています。くるりの岸田さんが、バンドメンバーの入れ替わりや人数の変動もある中で、4人編成の時がバンドをやっている感じ。とお話しされていました。この感覚は、すごく理解できて、Contで掲げる“チームクリエイティブ”に通じるなと。一見、バンドみたいに見えていても、メインのソングライターが85%くらいまで作って、そのラフスケッチを他のメンバーがなぞりながら仕上げていくことはなんか違う。多すぎたり、少なかったり、案件に合わせてチーム編成していますが、参加するメンバーがそれぞれの役割で活躍できる場をつくることは、とても重要な課題です。
何かを見に行ったり、感じるアクションは、人生においてとても重要。便利になったからこそ、わざざわ出向くことが貴重で重要なことになっているなと実感しています。自分自身への答え合わせから新たな発見に繋がったり、思っていなかったことに落ち込んだりすることも考えるきっかけになったり。
リアルな感覚を大切に過ごしていければと思います。
最後に、書籍の構成・文の奥野さんの言葉を引用させていただき、インタビューの仕事をしていると「この人は『救われた』んだろうな」と感じることがあります。小説家は小説に。画家は、絵画に。音楽がは音楽に。そして、デザイナーはデザインに。
リアルを求めて、コントマーケットという居場所づくりを昨年から実施しています。
皆さんの何かきっかけになるようなネタをお届けしてまいります。
改めまして、本年もよろしくお願いいたします。





