シティポップ・ドリームを叶えるまで #3
引き続きシティポップです。
いよいよ開催が迫ってきました「CITY POP NIGHT」。
最終回はイベントのビジュアル解説です。
音楽好きでデザイナーという仕事をやっていて
1度はやってみたいと憧れるのが、
自分の好きなアーティスト関連のデザインです。
さすがにジャケットデザイン、とはいきませんが
東京から大分へお呼びしてイベントを企画とくれば
フライヤーなどのデザインは自ら行えます。
ビジュアル制作に際し、やりたいことがありました。
シティポップのビジュアルといえば、
永井博さんや鈴木英人さんのイラストレーションです。
パロディ好きの私は、今回シティポップのパロディをやりたいと画策していました。
![](https://cont-jp.com/wp-content/uploads/2023/09/kmr_64_2.jpg)
夜の大分駅の写真にスポーティな女性を合成し
Photoshopで鈴木英人風に加工。
今回のゲスト、クニモンド瀧口さんのユニット
流線形の名盤「TOKYO SNIPER(2006)」をパロディしました。
![](https://cont-jp.com/wp-content/uploads/2023/09/kmr_64_3.jpg)
私としてはもうこれで満足、完成のつもりでしたが、
今回の黒幕から数案を求められ、続いて考えたのがこちら。
![](https://cont-jp.com/wp-content/uploads/2023/09/kmr_64_4.jpg)
こちらもジャケパロディ。
山下達郎の名盤「RIDE ON TIME(1980)」の文字配置を再現しています。
![](https://cont-jp.com/wp-content/uploads/2023/09/kmr_64_5.jpg)
下には流線形、ナツ・サマーのジャケットを並べ、
1枚実際には存在しないジャケットを忍ばせました。
そこでは強引に、大滝詠一「A LONG VACATION(1981)」をパロディ。
こちらの案も没にはなるのですが、
せっかくなのでフライヤーの裏面として復活させました。
続いて取り掛かったのが、
シティポップの名盤をたくさん使ったコラージュでなにかできないかということ。
![](https://cont-jp.com/wp-content/uploads/2023/09/kmr_64_6.jpg)
12枚のアルバムからなるタイトルデザインが完成し、決定稿となりました。
こちらが答え合わせ。あなたは何枚わかりましたか?
![](https://cont-jp.com/wp-content/uploads/2023/09/kmr_64_7.jpg)
C…荒井由実「COBALT HOUR(1975)」
i…佐藤博「awakening(1982)」
T…吉田美奈子「LIGHT’N UP(1982)」
Y…大橋純子&美乃家セントラル・ステイション「CRYSTAL CITY(1977)」
P…間宮貴子「LOVE TRIP(1982)」
O…山下達郎「GO AHEAD!(1978)」
P…吉田美奈子「FLAPPER(1976)」
N…SUGAR BABE「SONGS(1975)」
I…やまがたすみこ「FLYING(1977)」
G…大滝詠一「A LONG VACATION(1981)」
H…東北新幹線「THRU TRAFFIC(1982)」
T…山下達郎「RIDE ON TIME(1980)」
こんな感じで好き勝手やって、楽しく、
今回のメインビジュアルはつくられました。
個人的には大満足です。
さぁ、残すはイベント当日。
間違いなく、グッドミュージックにあふれる夜になります。
みなさまのご来場を心よりお待ちしています。