大阪で暮らした男やさかい

komori

足BORO BORO

先日、大阪へ行ってきました。
私にとって10代後半から数年を過ごした、第2の故郷ともいえる場所です。
気づけば13年ぶりの帰阪になってしまいました。

旅の主目的は、日本が世界に誇るレジェンドシンガー、
大貫妙子さんのコンサートです。

ホテルチェックインまでの間、梅田をブラブラ。

住んでいたころとは別世界の大阪駅。
すぐそこに見えているヨドバシカメラに行きたいのに
なかなか辿り着けません。

地下のタワレコに通いまくった大阪マルビル。

しかし、タワレコはすでにそこになく、
マルビルも今春建て替えとのこと。
最後に見ておけてよかったです。

今回のコンサート会場は大阪城周辺の新しいホール。
ホテルからは歩いて30分ほどなので、
大阪城散歩もいいなと思い徒歩で向かいます。

これぞ大人のための良質な音楽。
大貫さんは今年70歳を迎えますが、
まったく変わらない透きとおった歌声にたっぷり魅了されました。
セットリストにも大満足で、心から「来てよかった」と思えるコンサートでした。

余韻に浸りながら歩いてホテルまで戻ります。

日頃の運動不足が祟り、
ホテルに着くころには足が悲鳴をあげていました。


翌日は、大阪で最初に住んだアパートをスタート地点として、
中古レコード屋が点在する日本橋を目指し、ひたすら歩いてみることに。

アパートは玄関を開けるとキッチンとベッドがあるだけで、
実質のスペースは2畳ほどの激狭・激安物件。
物件名は変わっておりましたが、姿かたちはそのまま現存しておりました。
写真を撮りたかったのですが、ちょうど建物前に人がおり、断念。
道路を行ったり来たりしながら眺めることしかできませんでした。
私にとって、大阪といえばこの場所です。

昨日の大阪城ウォークですでに足は死んでいたのですが、
懐かしの商店街、路地を、痛みと付き合いながら歩きます。

九条~堀江~アメリカ村~なんば~日本橋

大阪時代、足しげく通ったタワーレコードは、
昨日のマルビル店に止まらず、心斎橋店、なんば店も今はなく
次代の移り変わりを感じ、寂しくなりました。

ただ、当時利用していたスーパーは
ライフ、関西スーパー、スーパー玉出などなど
トータルで6店舗ほどあったのですが、そのすべてが現在も変わらず営業中でした。
スーパーは強い。

総徒歩距離はどのくらいいったでしょうか。
もう足は限界を超えていました…。
予定より早く新大阪駅へ引き返すことにして、旅は終了。

まだまだ巡り足りない大阪。
きっといつかまた。