渡邉良重さんの物づくり
モットーは、昔からずっと変わらず「好きこそものの上手なれ」
人気洋菓子メーカー「プレジィール」のブランド「Tartine(タルティン)」のデザイン
以前、東京にいるうちの姉が、私の娘のために
「お菓子は食べれないかもしれないけど、パッケージ可愛いから喜ぶと思って。」
と言ってお菓子を送ってくれました。
それが本当に可愛くて。
調べてみると渡邉 良重さんの手掛けたものでした。
お菓子ももちろん美味しかったのです。(娘は幼く食べれないので私が)
大人の味の新感覚といった感じ。
でもやっぱり見た目の可愛さが圧倒的。
その可愛さについ引き寄せられ、一目惚れで購入する女子も多い「Tartine(タルティン)」は、売り切れ続出の超人気だそう。
その名前の由来は「タルト」と「双子」を意味するツイン♪
彼女たちが暮らす日常からインスピレーションを得たお菓子らしいです。
デザインしたのは同メーカー「プレジィール」の「AUDREY」で亀倉雄策賞を受賞した渡邉良重さん。
アートディレクター、グラフィックデザイナーとして、自ら手がけるイラストレーションを主体に、独自の世界観で作品をつくり出す渡邉さん。
広告、パッケージ、テキスタイルや、「D-BROS」をはじめとする商品デザイン、「CACUMA」の洋服のデザイン、絵本など、様々なプロジェクトを手がけています。
すごいなーと思うのは
イラストも書いて、ディレクションもして、デザインまでしているところ。
これだけの絵が描けて、デザインまで。。なんでもできるやん。憧れです。
そして、渡邉さんの興味深いインタビュー記事を発見しました。
美術の先生を目指していた渡邉さん。
教育実習中に「生徒が絵を描いているのを見ている時に 「この時間がもったいない」と思ってしまった」そうです。
それほど描きたいという気持ちが強かったんですね。ものすごく正直な表現。
そして、さくっと先生を目指すのをやめてグラフィックデザイナーに。
イラストレーターじゃないんだ。
理由は「デザイナーは、デザイン事務所に勤めればお給料をもらえるから。」
すぐにイラストで食べていけないと思ったのが理由だそうです。
すっごくわかるな〜。私も元々絵を描くのが好き、から入ってきて、
でも絵で食べていく自信はないので、デザイナーになろうと思いました。
渡邉さんとはレベルは違いすぎますが、気持ちは同じ。(だと思いたい)
そしてあの株式会社DRAFTにお手紙を書いて入社したそうです。
もう、やる気が違う。気持ちが違います。
ここの作品が好きだから、連絡をとって、面接して入社する。
これって私がいうのもなんですが、本当大事なことだよな〜と思います。
そいういう流れもすごいんですが、私はやっぱり
デザインも、絵もかけて、ディレクションもする。全部してるんだ!
っていうところに本当に惹かれました。
私も一応絵を描いたり、前職ではキャラクターや、ラインスタンプ、
ポスターなどのメインイラストなど、ちょこっとやらせてもらったりもしたことがあって、絵を描くのが好きなので、納期が短かったり、お客さんの要望に答えたり大変なことがあっても、最終的に「とても楽しかった」で終われました。
今も前職場からご縁あり、イラストの仕事をさせてもらってますが
まあ、大変ですが、やっぱり一つ一つ仕上がると楽しいんです。
嬉しいというか。
絵って、デザインと違って自分そのもののような気がしていて、
デザインは少しくらいはごまかしが聞くところもあるけれど
絵を描くって少しでもごまかしてしまうと、
あらがはっきりと出てくるんですよね。
だから一生懸命描きます。描くときは。その時の最善の力で取り組みます。
最終的にデザインに落とした時に、イラストの出来次第で印象が全く変わってしまうので。
しかも、自分で絵をかければ、外注費かからないし。W
イラストレーターにも、なんでもかけるイラストレーターと、
個性で売っているイラストレーターさんといますが
渡邉さんは完全に自分の個性を出した、誰かの何かに寄せたものでなく自分自身の絵で勝負もでき、デザインもでき、ディレクションもできる。
本当に憧れの人だと思いました。
なんでもかけるイラストレーターさんも本当すごいんですけどね。
この記事のまとめとして、渡邉さんの言葉に
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありました。
「「好きなこと」と「続けること」は繋がっていて、1つ良いものが出来ることよりも、長く続けることのほうが大事だと思う」
と言っています。
なるほど。。聞き覚えのある言葉。
どこかまで行き着く人の言うことってやっぱり共通するのかな?と思いました。