脱・ジェンダーステレオタイプ

YASUDA

誰も縛らない、否定しない。

世間を賑わしたジェンダー差別発言。
性別による偏見や価値観の押し付けは、思っている以上にわたしたちの生活に沁み込んでいるよなぁ、最近しみじみと感じます。

そんなとき興味深いものに出会いました。

「早く絶版になってほしい #駄言辞典」

現在、広告業界でもジェンダー平等を推進しようと昨年の5月「アンステレオタイプアライアンス日本支部」が作られました。有害なジェンダーステレオタイプを広告からなくし、ジェンダー平等を推進する広告を応援する団体です。日本ではUN Women日本支部、日本経済新聞社、日本アドバタイザーズ協会が共催し、企業メンバーも増えているようです。

この「駄言辞典」は日本経済新聞社が進める、ジェンダー平等を推進する「UNSTEREOTYPE ACTION(アンステレオタイプアクション)」の取り組みです。

コンセプトは、「目指せ、絶版。#駄言辞典」
心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」もある。

駄言にまつわるエピソードを、Twitterで「#駄言辞典」をつけて投稿し、そこで集まったものを辞典として出版しようとする企画です。
特設サイトでは、集まった駄言にシュールなイラストを付けて紹介しています。

Twitterで「#駄言辞典」と検索してみてください。たくさんの悲痛な叫びのツイートが並んでいます。

わたしの身近に飛び交う駄言たち

YASUDA家は、家事も育児も完全分業スタイルで、うちには父親・母親が2人ずついるという認識なのですが、そのせいで駄言に遭遇することの多いこと多いこと。

「お子さん、今日はパパと2人でお出かけなの?えらいわね〜旦那さん」
「やっぱり奥さんがバリバリ働くと、旦那さんも子どももかわいそうだよ」
「母親のくせに、遊んでる暇があったら…」

「うるさい!関係ないでしょ!○※△;p@■×…」とはっきりと言い返したいところですが、毎回笑顔で「そうですよね〜」と右から左へと受け流しています。笑

でも、きっと向こうは特に悪気もなく、思ったことを何気なく発言しただけ。これって意外に難しい問題ですよね。

仕事をするうえではもちろんですが、普段から言葉で表現するときは、言葉の持つ意味だけでなく、言われた相手の気持ちや伝え方にも、しっかり気を配らないといけないな…と感じる毎日です。