開けたら草だらけ。奪われたポスト。

komori

ポストから世界へ

あるとき、家のポストに草が入れ込まれていた。
子どものいたずらかと思い、即座に取り除いたが、しばらくして見るとまた草が。
執拗ないたずらに、どこで近所の恨みを買ったのだろうと不安になったが
ほどなくして犯人が判明した。
草を咥えた鳥が近くを飛んでいる。

それからはポストに使用禁止の張り紙をし、鳥をサポート。
ときに張り紙を無視した業者にDMを突っ込まれたりしながらも
鳥はどこからか集めてきた草や苔、髪の毛、動物の毛で
立派なベッドを作り上げた。


しばらく我慢のときを過ごし、
そろそろかと思われた頃にポストを開けてみた。

2羽の雛を確認!ついにポストの中で雛が孵った。
口しか見えないこの可愛さ。
翌日開けてみると、さらに驚きが。

増えた!見えなかったのか、後追い孵化か。最終的に7羽を確認。
親鳥は日々忙しくエサを運んでくる。
どんどん成長する雛たち。


約2週間、あっという間にみんな巣立っていった。
主を失った家のような寂しさが漂うこのポスト。


もしまた巣作りがはじまったら、これをそっと戻してみようか。

カンタン鳥の巣キット。
野鳥のみなさん、いかが?