Ciao! Italia
「ひとと趣味とまち」の第2弾は、大分市中央町のイタリアン「Via della chiesa（ヴィア・デッラ・キエーザ）」のオーナーの黒川明さんと、実は海外経験豊富なプランナー岩本が、海外で過ごした思い出を振り返りながら、イタリアについてトークを繰り広げました。英語ペラペラの岩本って何者！？黒川さんのルーツとは！
今回の参加者
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黒川明さん1972年生まれ、大分県出身。幅広い職種を経て、イタリア料理人の道へ。32歳で本場イタリアの料理店で約2年修行し、2012年6月「Via della Chiesa（ヴィア デッラ キエーザ）」をオープン。小麦の豊かな味わいが特長の自家製生パスタをはじめ、自家製ハムやサルシッチャといった、食べ飽きない家庭料理「イタリアのマンマの味」を目指す。
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岩本智弘サッカー一筋で根っからの体育会系男子。高校時代には大分県のJリーグ下部組織で「世代別日本代表」に“運よく“選抜されるが、大学での怪我をキッカケにサッカーから卒業し、アイルランドへ語学留学。語学を活かしながらContでプランナーとして働く。ボディビルダーとしてバーベルと戯れるのが至福のひととき。
岩本さんって海外渡航の経験は多いんですか？
僕は、高校1年生のとき、サッカーの年代別日本代表に選ばれて、フランス・イタリア・スペインなど、海外での試合や練習に参加することが多かったんです。フランスのモンテギューで国際大会があり、海外選手の皆さんがかっこよかったのを覚えています。特に、イタリアの風土や人柄が好きで。イタリア料理店のオーナーである黒川さんとイタリアについてじっくりお話してみたいと思っていたんです。先日お話ししたときに、いろいろな国への渡航歴をお聞きしましたが、そもそものきっかけはなんだったんですか？
学生時代からもともと海外に憧れがあったんです。あと、すごく尊敬していた人が英語が得意で、その人は高校卒業してイギリスへ留学に行ったんです。その影響をすごく受けて、「僕もあの人みたいに、世界に飛び出したい」「自分の知らない世界を見てみたい」と思って。
そうだったんですね！初めての海外がイタリアだったんですか？
初めての海外はアメリカの西海岸でした。次にイタリア、シンガポールに行きましたね。そういえば、岩本くんの奥さん、海外の方だったよね？
そうです。ハンガリー人です。アイルランド留学で出会いました。結婚の挨拶でハンガリーにも行きました。コロナ禍で最近は行けていませんが…。
イタリアでのお気に入りスポットは？
岩本くんがイタリアに行ったきっかけは？
アイルランドに留学していた頃、すごく仲の良かったイタリア人がいて、彼のヴェネチアの実家に遊びに行ったのがきっかけです。数週間ぐらい滞在したのかな。黒川さんはイタリアのどのエリアで修行されていたんですか？
フィレンツェを拠点にしていました。サントスピリト地区周辺にアパートや職場、語学学校があったので、その近辺でいつもフラフラしてました。フィレンツェは世界的に有名な観光地なので、イタリア人だけでなく、観光客が来ることが多かったですね。
社会人になってからはイタリアが疎遠になってしまって。「また行きたいな〜」と思ってたらこうやって黒川さんと仕事をすることになったので、やっぱり不思議な縁を感じました。ちなみに、黒川さん的に「このお店は行った方が良い！」ってスポットはありますか？
フィレンツェ中心部から少し離れた場所にある「ヴェッキアヴェットラ」です。ペンネのパスタが美味しくて、ほぼ全員が注文するほどの名物メニューなんですよ。
確か、めちゃくちゃ有名な老舗ですよね。食堂みたいなお店だった気が。
そうそう、気軽に入れるトラットリアですね。地元の人が多く訪れる本当に名店で。すごく好きで、頻繁に食べに行ってました。岩本さんは、印象的だったお店ってありますか？
ナポリの有名なピッツェリア「ピッツェリア・ブランディ」に行ったんですけど、めちゃくちゃ大きなピザが出てきて驚きました！しかも5.5ユーロ（当時800円）とリーズナブル。そして何より、本場で食べるピッツァは美味しくて美味しくて…感動でしたね。
僕はフィレンツェにいたので、当時はピッツェリアが1軒しかなくて。そのお店のピッツァはナポリピッツァとはまったく違う、四角くい切り売りのピザなんです。
うまそうーー！！ピザもよく食べてましたが、「パニーニ」も大好きでした。ローマのコロッセオに、キッチンカーが並んでいて、パニーニとエスプレッソをテイクアウトで味わってました。イタリアで覚えたエスプレッソの味を表現したくて、帰国後、直火式エスプレッソメーカーでエスプレッソ作ってみたんですけど、本場で飲むのとはなんか違うんですよね。笑
すごい！僕よりイタリア好きなんじゃない？
今度イタリアに行ったら何したい？
こんだけイタリアの思い出を語ってますけど、イタリア語はぜんぜん上達しませんでした。イタリアでも全然モテませんでしたし。泣。
男性は陽気でイケイケな感じですけど、イタリア人女性は気が強くて、きっぱり「NO！」って断る人が多いですからね。笑
男性はまさにジローラモさんのような感じですよね。初対面の女性に道端で「かわいいね」とか「きれいだね」とか普通に口説いていたのでびっくりしましたよ。
すごく言葉も巧みだし、女性に対していつもロマンチックな言葉をささやくから、こっちが恥ずかしくなることも多かったです。「それ本気？冗談で言ってるんじゃないの？」って聞いたら、「素敵な女性に対してはどんどんアプローチしなきゃダメだよ」って怒られました。笑。懐かしいな〜。
最後にイタリアに行ったのはいつなんですか？
もう15年以上行けていないかも。でも近々行こうかと思ってます。
今、イタリアに行ったら何がしたいですか？
歴史的建造物とか、観光地を巡るんじゃなくて、現地の日常とか、現在進行形のイタリアを体感したいですね。あとは、イタリア料理も15年前と比べて変化しているだろうから、あらためて勉強しなきゃいけないな。
すごく分かる気がします。街の雰囲気とかリアルなイタリアを感じたい、みたいな。イタリアの友人たちにも会いたいですね。イタリアの「すごく陽気で、とにかく今を楽しむ！」みたいな考えも好きで。彼らに会って刺激を受けたいなと思います。
日本人にはなかなかない考えですよね。インプットが大切ですよね。刺激が必要です！
勉強になりました！イタリアに行ったらお土産話聞かせてくださいね。ありがとうございました。
今回のお店
Via della chiesa
大分県大分市中央町3-6-3 枡屋ビル1F
TEL097-560-0070
ランチ／11：00～14：00
ディナー／17：30～21：30
毎週火曜日定休・第一火曜日の翌水曜日
P なし
https://www.viadellachiesa.net/
イタリア・フィレンツェで修行を積んだ店主が腕を振るう、イタリアの伝統的な家庭料理のお店。自家製手打ちパスタをはじめ、自家製ハムやサルシッチャが手頃な価格で楽しめます。特に、自慢のパスタメニューは、古くから伝わるオリジナルレシピをベースに、オープン当初から自家製生パスタを店内で製造し、もちもちとした食感、乾燥パスタでは味わえない噛むほどに小麦の豊かな味わいが広がります。多い日で100食近くが出る人気メニューです。
