「Contらしさ」がだんだん分かってきたような。
2025年6月3日、株式会社Contは13期目を迎えます。クライアントの皆さま、パートナーの皆さん、いつもありがとうございます。
先日、ラジオを聴いてたら、バンドって、デビューしてしばらくは毎回、新しいチャレンジや方向性を変えていくけど、ある時期から、これが「自分たちらしさ」みたいなものが分かってきて、そこからまた良くなる、みたいなこと言ってて、ちょっといいなと思いました。
コントはチームクリエイティブを大切にしているので、作業に入る前に「ネタ出し」をみんなでします。社長も若手もデザイナーもモノ書きも関係なく「こんなんどうよ?」をテーブルにばーっと乗せるんですが、これがめちゃオモロいんですよ。いわゆるほとんどがボツ案になるんですが、ごく稀にミラクルが起きる。これとこれをつないだら急に輝いたりすることもある。そのプロセスも含めて、僕は極めて「コント的」だなとニヤニヤが止まりません。今のコントメンバー、そして一緒に仕事をさせていただいてる皆さんも含めて、多様なスキルと個性を持つクリエイターの集合体から生まれる「コント的」なもの、それが先にお話しした「自分たちらしさ」なのだと感じています。
13期目も「らしさ」全開で行きますが、いくつか今期のネタのチラ見せを笑。昨年より映画や音楽を軸にサブカルチャーイベントを企画してきた「サロン・ド・健全な地獄」が今夏「Cont Market」としてリニューアルします。一言で言えば「ダラダラできる場所」(ゆるゆるでもグダグダでもいいけど)。夕暮れくらいからオープンしてビール片手に…みたいな。ちゃんとお披露目の際に話しますが、モノを売らないマーケットにしたくて。「じゃあ何売るんだよっ」って話なんですけど笑。これもオープンに向けてのミーティングが蛇行しすぎててやばいんですよ。「1日だけ店長とかママとかやりたい人の夢、叶えようぜ」とか「貸切デイは、とても人に言えない話だけしようぜ」とか。もうちょいまとまったらちゃんとご案内しますね。
あとは障がい者アートに関するさまざまなプロジェクトに取り組む株式会社naNkaが、昨年の別府市に続いて、今年は大分県の事業にチャレンジします。naNkaとContはファミリーの絆で結ばれています。Contとしてもいろんなサポートをしていきます。
数年前から障がい者アート以外にも福祉や農業、若者支援、働き方についてなど、いろんな社会の課題を「広告」という視点や立場で考える機会を多くいただいています。たくさん学んで、気づいて、そこもやっぱり「コント的」なスタイルで向き合えるといいなと思います。
13期目はメンバーと、そしてたくさんの仲間の皆さんと楽しくやりたいな。僕も50代に入りちょっとだけ肩の力が抜けてきたのかもしれませんね。今期もよろしくお願いいたします。
追記
ごく一部の人にしか伝わらないかもですが、今年に入って、パルプ、フレーミングリップス、ベックのライブ行って、ブラーのドキュメンタリー映画も観たりして。90年代…自分が20歳くらいにすごくエッジーだった彼らが、髪が薄くなったり、ちょっとポテっとしてる人もいるけど、相変わらずサイコーな姿に勇気づけられています。ブラーの映画でメンバーが「昔も今もイライラしたり揉めることもあるけど、今はすぐに謝れるようになった」みたいなこと言ってるのが、成長してないようで、ちょっと大人になった50代男のフレーズとして秀逸でした。僕もこうありたい!笑