10人の仲間で10年目のContを楽しみ尽くします。

Cont9周年

株式会社Contは9周年を迎えました。クライアントの皆さま、パートナーの皆さん、本当にありがとうございます。というわけで10期目に入るわけですが、世の中には50年、100年企業も多くありますし、人生で言えば10歳…まだまだこれからですね。Contはカテゴリー的には広告の制作会社になるんでしょうが、「制作会社」の4文字以外の、中身はずーっと変化しています。制作アプローチや領域、新しいサービスなど、やりたいことは増えるばかり。グループ会社の株式会社BSIDE、株式会社OuluをはじめContだけでは収まらないプロジェエクトもたくさんあって、個人的には「今日はこのバンド」、「明日はこのユニット」みたいな感じで慌ただしくも楽しい日々なのです。

そんななかで、やはり強く思うのは「Contがなければ始まらない!」。僕にとってContはホームグラウンドであり、暗闇を照らす灯台であり、家族。だから安心して、新しい出会いを求めて、いろんな場所に旅ができる。そう感じています。

毎年、ご挨拶はギリギリなって書きます(今回は出張先の京都のホテルのベッドの上笑)。リンゴが樹から落ちるように、今感じていることの鮮度を大切にしたいからなのです。なので今日の夕方の話を。京都にオーディオショップがありまして、そこでついに「ガラード301」というレコードプレーヤーと運命の出会いを果たしたのです。これはいわゆるヴィンテージもので1954年に発売されたオーディオファンの憧れのひとつ。「これからもっと頑張るから」、「もっと儲けるから」と心の中で呟きながら購入を決意したのですが、THE京都人の空気感に包まれた店主の方から思いがけないことを言われました。

「これだけ買うても、ガラードのホントの音出えへんよ」。「えっマジ!」じゃないですか、僕としては。店主曰く、ガラードの音を堪能するなら、アンプやスピーカーもガラードと同じくらいじゃなきゃねという…。オーディオの世界はやっぱすげえなと感心するやら呆れるわけなんですが、これって「Contのクリエイティブもそうだな」と思ったんです。誰か一人だけがすごくてもダメなわけで、それぞれの役割と相性によって生まれるものがある。それをContは求めていきたい。店主から最高のセッティングで聴かせてもらったアナログな音は、まさに最高でしたが、一言ではとても表せません。Contが届けるものも、そんな風に思ってもらえたらいいな。

おかげさまで9期目はこれまででいちばんの増収増益となりましたが、それよりも気心知れた最高のメンバーが集ったことの喜びの方が大きかったりします。というわけで10周年に向けて、Contの10周年プロジェクトを今期はスタートします。メンバーと一緒にこれまでの感謝を込めてContならではのクリエイティブやエンターテインメントを届けていきますので、ぜひお楽しみください! 10期目もよろしくお願いいたします。

代表 河野 智洋