さよならエイプ大作戦(完結編)

komori

2022GWの別れ

昨年、二輪免許を取得し
長年お世話になった原付「エイプ」を卒業したわけですが、

R社でニューバイクを購入した際、
無料で引き取ってくれそうだったのを拒み、
多少なりお金になるのではないかと思い、
乗り換え後も所有していたのです。

が、もう乗らないだろうと、
このGWを使って完全に手放すことにしました。

業界王手B社のサイトから査定申し込み。
その日のうちに電話が。

「ちょうどバイクの需要が増えてくる時期で…」

「エイプ50は人気車種ですので…」

「その車台番号ですとMAX15万円…」

以前にこのエイプについては
駐輪場で勝手に査定されており、

1万円の値がつけられていたわけで、
古いうえに状態もよくはないですが、
まだバリバリ動くし、もしや今なら3~5万円ほどいけるんじゃないかと
期待せずにはいられなくなります。

展開早く、翌々日には爽やかなお兄さんが、
わざわざ北九州から来てくれました。

期待しながら見守る中、お兄さんから発せられたのは

「こちらは現状販売で買われましたか?」

要は整備されたうえで売られていたものではないですね?と。
若干雲行きが怪しいような。

(5万円は無理か…)

「なにか大きな事故に遭われましたか?」

車に突っ込まれたりしない限り
破損しない箇所が破損しているとのこと。
軽い転倒くらいで事故という事故はしていないのに。

(3万円も無理か…)

「現状では取り扱えない状態ですね」

(せめて1万円…)

「まぁ海外だったらギリ…」

(5000円でもいい…)

「部品を取るにも正直どこも…」

(まさか…)



査定の結果


お兄さんの憶測ではありますが、
私が長年親しんだエイプは、
大事故によりあらゆる部品を取り換えて
あたかも新車然として売られていたけど、
取り換えにコストと手間のかかる1箇所だけは手を付けずに売られていた
当時の規制でギリセーフ?今ならアウトの闇バイク。

もうマイナスだろうが手放すことにしました。


いよいよお別れです。

8年行動をともにした愛着あるエイプに
野口英世が5人乗りで去っていきました。

もはやエイプというより、英世たちとの別れ。

乗り換えの際に無料で手放していれば…。
人間、欲をかいてはいけませんね。