クリエイティブの本質

kiriko

つくることの理由

新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

そろそろデザインの限界を感じているお正月飾りは、ここ数年似たようなテイストに。来年こそはクラシックかつアバンギャルドなものを作ろうと思います。

年末は毎年恒例の三姉妹でお節作りに励み、甥や姪と日々呑んだくれ、自堕落な正月を過ごしております。今年はコロナ感染のリスク回避で老人たちは不参加ということで、各々が無駄なく個別に楽しめる一段重や小さな二段重にお節を詰めました。もはやお弁当ですね。

マックスの額に達しているお年玉のポチ袋作りには毎年無駄に精根込めております。甥には旧年の旬な人物(今年は総理)、嵐至上主義(松潤推し)の姪には松潤をなんとかお札の人物とのシンクロニシティを見出して作り続けること十数年。年明け早々にキンコーズのブースを貸切状態で、プリントしては切って貼って微調整を繰り替えすこと数回。スタッフには変人認定されているに違いありません。

こうして買えばよいものを毎年せっせとちまちまこさえるTHE日本の冬休みを過ごしているわけですが、自己満足の要素が大きいのは百も承知です。それでも誰かが少しでも喜んでくれて、温かい気持ちになり、笑える時間がどうしようもなく好きなのです。

教壇では学生たちに、デザインは課題解決だとか、価値創造だとか言っているのですが、クリエイティブの本質はきっとここにあるのだと思います。

本年もくだらないことも大事なことも全力で楽しんで参ります。
皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年、良い年になりますように。