愛され続ける「としまえん」の広告

YASUDA

94年間おつかれさまでした!

8月31日で閉園した遊園地「としまえん」。
前日に朝日新聞に掲載された閉園広告が話題になっています。

出典:「広告朝日」編集部Twitterより

イラストは「あしたのジョー」のラストシーン。ホセ・メンドーサとの死闘を繰り広げ、「燃えつきた…真っ白な灰に…」というあまりにも有名なシーン。試合には負けてしまったけれど、口元の微笑みが悔いのなさを表現しています。

まさに、今のとしまえんのイメージそのもの!
作者・ちばてつやさんが練馬区の名誉区民だということもあって、採用する運びになったそう。

矢吹丈の最後と重ね合わせて、グッとくる広告でした。

としまえんといえばおもしろ広告

としまえんといえば、ユニークな広告も魅力でした。広告を作る上で大切にしてきたのは「適度にふざける」というスタンスだとか。

「プールで、やく」(2009年)
漫画家のやくみつるさんがプールサイドのデッキチェアでくつろいでいます。

「クール、ミズ。」(2005年)
2005年より環境省の主導でスタートしたクールビズ。それにひっかけた広告で大きな話題に。

「史上最低の遊園地。」(1990年4月1日)
4月1日のエイプリルフールに合わせて掲載されました。

出典:全てとしまえん「広告ギャラリー」

「プール冷えてます」(1986年)
シンプルなコピーでとしまえんのプールの魅力を表現。


この面白い広告たちも、としまえんでの思い出と一緒にファンの心に残り続けるのだろうと感じました。