あなどるなかれ、言葉の持つチカラ

ぬーさん

一喜一憂の言葉たち

キャッチコピーやリード…。
私たちの業界に欠かせないクリエイティブです。

私の今までのネタ帳を見ていただくとわかるのですが、私は言葉のセンスが壊滅的なのです。
そんなわけで、代表の河野始め言葉を操れる方たちを非常に尊敬するわけです。
どこにそんな引き出しが…と、いつも話を聞いては感心しきりです。

言葉のセンスが「壊滅的」から「少しはマシ」になれるよう今回こんな本を読んでみました。

ライツ社さんから発行されている、

「ずっと読みたい0才から100才の広告コピー」
出典:ライツ社
編者:WRITES PUBLISHING

という本を見つけたのでパラパラめくって見てみました。

こちらの本、0才から100才まで年齢に合う「広告コピー」が厳選された本となっています。
本文の紙が水色(0才)からオレンジ(100才)に変わるグラデーションになっていたりと、仕様にこだわりが見えます

本の小口部分もよく見ると「0−100 YEARS OLD」の文字が浮かび上がってくる仕様です。
なんて手に持っておきたくなる仕掛けでしょうか。

紙で購入したかったのですが、私が見つけた時はちょうど在庫切れに…。
今見たら復活してたので即ポチりました。
手元に来るのが楽しみです!

表紙カバーにも仕掛けがあるとのことで、
よく見ると、表紙に散らばる星に「0」や「10」などの数字が書いています。
もしかしてこれは、繋げたら何か浮かび上がってくるのでは…。

というわけで、実際にしてみた私の感想です。

な、なるほど…!!

現場からは以上です。
これは実際に手に取った人の特権と思っているので、気になる方はAmazonさんへレッツゴー。

言葉に人命救助されるわたし

読んでいて、本当に言葉で一喜一憂するなと感じます。

最近落ち込み気味だったので、この本の言葉で本当に救われました。

その中で、私が救われた、「ああ、そうか」と思えるキッカケになったコピーをちょこっとだけ紹介します。

若いからまだ大丈夫。その「まだ」っていつまでだろ?
[広告主]Panasonic[コピーライター]脇くみこ

自分的には「もう」若くはないんですが、よく「まだ」若いと色んな方に言われます。
特に、両親からしたらいつまでも子どもの私はそりゃそうなんでしょうが、ただ「若い」から「まだわからないだろう」という感じで片付けられている感も感じつつ。
こんなこと思う間はまだまだ「若い」のでしょうね。

「逆に」を連呼しすぎて、なにが逆か分からなくなった。
[広告主]キャリアサポート[コピーライター]坂東英樹

社会人になってから「逆に」や「極端な話だけど」「仮にだけど」という言葉をよく耳にしますし、実際自分も使ってます。
裏の裏はおもて、みたいに、逆逆言いすぎても、一体何が正しいことだったのかよくわからなくなってしまいます。
人に伝える時、これを機会に気をつけようを思えました。

みんないい人だったら、きっとつまらない
[広告主]ぐるなび[コピーライター]外崎侑美

た、確かに!と思わされる、ハッとしたコピーです。
いい人なのは素敵なことだと思うのですが、人とぶつかるのが嫌だからと、自分の気持ちを発信しないのは果たして本当に「いい人」なのか。
少しの毒が、アクセントになっているからこそ、世の中って楽しいことが増えていくのではないかと思いました。
みんな違って、みんなGOOD!

前向きになりたいのに、どっちが前かわからない時がある。
[広告主]池坊いけばな花真会[コピーライター]米田恵子

単純に今の私。グサっと刺さりました。
おかげで、そうか〜前向けてなかったんか〜と気づくことができました。
無理はしない!寝る!

悩め。いつか飽きる。
[広告主]大阪きもの着付け[コピーライター]米田恵子

悩むことに飽きるとかある!?と思いましたが、年齢を見て納得。斬新な考え方に目からウロコ。
でも確かに、あんなに悩んでいたのにいつの間にかなくなってることって、ありませんか?
きっとその時は、悩むことに飽きているんでしょうね。

本当もう、ページめくる度に一喜一憂です。
どうしても、涙が出てくるようなコピーもあったり、それそれそうそうと言えるようなコピーもあったり…。

ここまで気持ちが揺さぶられるので、やはり言葉ってすごいなと、素敵だなと。

感動しきりで、私の身になったかはわかりませんが、素敵な本を手に入れられました。

皆さんはどんなコピーが好きですか?








ちなみに、

[広告主]東海東京証券[コピーライター]湯屋泰宏(電通)

こんなコピーもクスリとできて好きです。