狙え座布団、大喜利ワークス?!

臼杵移住支援/PRポスター

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臼杵市は、自分(河野)が生まれ育ったまち。その臼杵市がなんと日本の移住したいまちランキングでなんと3位になっちゃった(笑)。そこで移住を考えてる人向けにポスターを作ることになったと。臼杵は海も山もあるのどかな場所です。キレイにロマンチックに路線もありましたが、なんかそれも故郷を知ってるだけに恥ずかしい。そんな時、臼杵市から1枚の写真が届いたのです。

  1. インパクト満点の1枚の写真。
  2. いつのまにかシリーズ広告に。
  3. セカンドシーズンの難しさ。
  4. 社名がコントで良かった。


インパクト満点の1枚の写真。

写真に言葉をのせることで様々な世界が生まれます。城下町、臼杵の歴史を感じる場所を背景に、ド派手キャッチーな若い女性となんとも雰囲気の良いおばあちゃんが並んで立っているパワーのある1枚。さぁ、ここからどんなストーリーを生み出そう?それは、まるで大喜利を考える芸人のような気持ちでした。より多くの人が楽しんでくれる、笑ってもらえる、共感してもらえる言葉を載せるべく心の座布団の上で思考を開始したのでした(笑)。


いつのまにかシリーズ広告に。

喜怒哀楽いろんなフレーズを考えてみる。その言葉に合わせた書体を選んでみる。どれが一番しっくりくるか、逆にアンバランスで印象に残るのか?社内で議論しながらクライアントへ提案するのですが、たまに「じゃんじゃん作っちゃおう」となるケースもちらほらあります。本案件もそうなりました(笑)。何よりも臼杵の「ゆるさ」を感じさせるポスターを楽しんでくれた臼杵市の関係者の皆さん、ありがとうございます。市長に怒られなくてよかった(笑)


セカンドシーズンの難しさ。

第一弾のポスターが好評で、第二弾が決定。今回はキャストやシチュエーションをそれぞれ変更して実施となりました。シュールさやユーモアを保ちながらメッセージを届けたい。地域の人や場所を活かした広告をつくる場合、キャスティング場所のリサーチ、セレクト力が重要だと改めて実感しました。海外ドラマなどもそうですが、ファーストシーズンが面白いとセカンドシーズンも期待されがち。ハードルが上がった状態でのクリエイティブはいつも緊張するものです。焦らず「臼杵らしさ」を追求できる技術とメンタルとのせめぎ合いに胃が痛いこともしばしば。


社名がコントで良かった。

社名をコントにしたことは、間違っていなかったのかもしれない。もっとカッコいい社名もあっただろうに、なぜかコントと名付けてしまった(笑)。でも、その社名が自分たちの足元を照らし、迷った時の心の地図となってくれている。いいネタつくる、おもろいことしようよ。それがお前たちのやることだろ?と。今回のポスターもそう思える作品になりました。広告制作は、どこまでセーフ?ジワリジワリと崖を登るって、病みつきになります(笑)。