実は私、間取り図面フェチなんです

ツルハシ

トイレがすごい物件に出会えた!

街中の不動産屋さんの窓ガラスに貼られた間取り図面を見つけると、
先を急いでいようが、ついつい引き寄せられて釘付けになってしまいます。
掲示されている物件が更新されていないか、
ご近所の不動産屋さんはこまめにチェックしています。




とにかく間取り図面が好き

取り図面を見ていると、なんだかワクワクするんです。

窓がたくさんある角部屋は風通しがよさそうでいいなぁ…
でも油断すると急な雨が降り込むのかなぁ…とか、
洗濯機置き場が見当たらないこの物件の住人は
きっとコインランドリーの常連になるんだろなぁ…
とイメージを膨らませては楽しんでいます。
バラエティに富む間取りの数だけ、
そこに住んで生活する人の十人十色のストーリーがあるのです。




ネットサーフィンでも間取りを漁る

ネットサーフィンでヘンテコな間取り図面を眺めるのも好きです。
ワンルームに設備はトイレのみで生活上最低限の機能を持つ独房のような部屋、
ベランダを経由しないと寝室に入れない遠回りな部屋などなど、
もう「なんでやねん」と突っ込まずにはいられません。

ちなみに物件情報あるある、最寄駅までの距離と築年数がアベコベになった
「駅まで3年・築5分」といった誤植も大好物です。




リアルで出会えたレアな間取り図面!

そんな少しマニアックかもしれないフェチズムを持つ私が、
一番印象に残っている間取り図面に出会ったエピソードを
ご紹介したいと思います。

それは、仕事で古い間取り図面のアナログデータをスキャンして、
Illustratorでトレース・デジタルデータ化する
夢のような作業に没頭していたときのことでした。

水廻りゾーンに夢心地で着手すると、
すぐに違和感が夢中になっていた私を現実へと引き戻したのです。

トイレに「ドア」と、それから「引き戸」がついているではありませんか。
なんと2種類の出入り口があるトイレだったのです!

便座に腰かけるとドアノブとご対面。
左手を伸ばせば引き戸がスライドでき、抜群の開放感を演出します。




残念ながら、このとても開放的なトイレ空間に出会って以降、
ここまでのインパクトがある物件にはなかなかお目にかかれておりません。
しかし大変有難いことに、プライベートだけではなく、
仕事でもクライアント様からお預かりした多種多様の間取り図面を
取り扱わせていただく機会に恵まれております。
これからも素敵な出会いを楽しみにしている今日この頃です。