ぬって、みがいて、ふりかけて。

ニッコン株式会社/WEBサイト

  • WEBサイト

広告代理店のWEBサイトを制作した際のお話しをさせていただきます。トップページのメインビジュアルとして考えたのは、「なにより、ニッコン」という企業クレドを表現するために「◯◯より◯◯」といったいくつかの例えを挙げていくというもの。さて、これを表現するためには…写真などを使いシーンを表現する?それともアイコンなのか…。

  1. シンプルな型だからこそ質感やディテールを大切に。
  2. いつの時代も、どんなツールにも、どこかアナログなグルーヴを。
  3. デザインソフトの加工なら一瞬だけど…。


シンプルな型だからこそ質感やディテールを大切に。

クレドをより分かりやすく、よりシンプルな表現を追求し、辿りついたのは、小学生でもわかるシンプルな不等号「<」でした。そして、表現としては、広告のプロフェッショナルとしてクライアントにしっかりと寄り添うスタンスを伺っていたので、真摯さや誠実さを白磁器のような凜とした雰囲気で創りだしていくことに。それにしても、シンプルなカタチなだけにどのようなあしらい、ディテールを出そうかな。


いつの時代も、どんなツールにも、どこかアナログなグルーヴを。

シンプルだからこそ、とことんこだわる。それが大切だと思いました。白磁器のような上品さを表現するには、CGを駆使する?いやいや、ここは白磁器の質感をストレートに表現しなくては、真摯さは伝わらない!制作期間にも余裕がある。そこで今回は迷わず不等号の模型を実際に手作りすることになりました。スチロールを塗って、削り出して、コーティング。パソコンの前から離れた制作時間はいつもとはひと味違う、繊細さと緊張感を伴う作業はなんとも心地良い時間でした。


デザインソフトの加工なら3秒だけど…。

デジタルかアナログか?そんなことはあんまり問題じゃなくて、その両者のミキシングを考えるのが楽しいと思う。「デザインソフトの加工なら3秒だけど…」。そうじゃない手間もより良いクリエイティブを作り上げるためには必要な手間。陰影を醸し出すライティングにより撮影を行い仕上がったウェブサイトは下記リンクからご覧ください。

http://www.niccon.biz/